 |
プ ロ セ ス 紹 介 |
木造例 |
|
 |
木造平屋建の既存住宅解体前。建物の老朽化や一部地盤沈下と白蟻による被害の為、一時は全て立替えを考えられていましたが、長年の愛着があるということと、せっかくの良いお家を残したいという思いが合致し、比較的状態の良い左側の建物はそのまま残すことで決定。白蟻の被害も大きかった右側の建物は撤去し、木造2階建の建物を新築することでこの計画はスタートしました。 |
|
 |
解体・撤去中
既存建物屋根には雨水が廻って下地の木材がやられていることが判明。また、既存建物の撤去建物との接合部の土台も白蟻の被害を受けてい
たので、コンクリート基礎打設後に補修を行いました。 |
|
|
 |
2000年4月吉日 地鎮祭
地鎮祭とは土地の神を祀り、工事の無事を祈願する儀式。 写真は祭壇の様子。“地鎮の儀”は左にある盛砂に設計者がカマ、施工者がクワ、最後に建主がスキで儀式を行います。 |
|
|
 |
砕石を敷き、防湿のポリエチレンシートを敷いた上に捨てコンクリートを打設します。 |
|
|
 |
べた基礎及び立ち上がり部の配筋を完了したところ。
この時設計事務所は配筋検査を行い、鉄筋のサイズやピッチが設計通りかどうか、また特にフックがあるかないか等確認します。検査で問題がなければ、型枠を組み、コンクリートを打設する作業に入ります。
|
|
|
 |
基礎の上端にアンカーボルトを埋込み、土台を緊結します。一般的に土台使用材については比較的腐りにくいひのき・ひばのような樹種を選び、必ず保護材を塗布します。
(今回は全てひのき一等材を使用) |
|
|
 |
木材は全て運ばれる前に工場でカット加工され、現場で一気に組み立てられます。建て方は夕刻には終了し、その後上棟式が行われます。 |
|
|
 |
垂木の間に断熱材を入れているところ。
この上に右写真の様に野地板を打ちつけます。
さらに、防水シート、断熱シートを敷いた上に金属板を葺きます。(実際は野地板まで貼れたところで内部の工事に入ります。) |
|
|
 |
屋根・庇が完成し、サッシも取り付けられ、だいだいの建物の形が見えてきました。外壁は最終的に今あるバラ板の上に防水シートを貼り、ジュラクサテン吹付仕上となります。 |
|
|
 |
外壁も完成し、面格子もきれいです。
既存建物の屋根の補修も終わり、きれいに接合されています。
これは建物裏側から見たところです。 |
|
|
 |
ここからは内装工事の紹介です。 |
|
|
 |
床下地に無垢の杉板を使用。
天日乾燥の良質な材ですが、若干の“あばれ”がでるので、大工さんの知恵により斜め張りにしてあるのがポイントです。(一般的に下地材にはコンパネを用いますが、「ここは健康素材を使いたい。」という施主の熱意に協賛し無垢材を貼ったところ、何とも言えない暖かさが足元から伝わり、結果的に大正解でした。) |
|
|
 |
外壁部に内側から断熱材を入れ、ボード張っているところ |
|
|
 |
内壁もほぼ完成し、木製の建具も入りました。
写真は縁側の風景です。 |
|
|
 |
既存建物からL.D.に続く廊下。
左側の壁は珪藻土で、床はナラのフローリング。 |
|
 |
食堂から居間・庭を望む様子。
無垢材をふんだんに使った暖かい雰囲気です。
床はかりんのフローリング。 |
|
|